ろくでなし子さんが<わいせつ物頒布等の罪>に問われ、現在行われている裁判に注目が集まっています。
私も、この裁判の行方が非常に気がかりです。
ベッキーとゲス川谷の不倫報道やSMAPの解散問題、清原の覚せい剤逮捕などなど世の中を騒がせてる問題の中で、もっとも注目している事件がこれです。
最新の情報では、検察側がろくでなし子さんに対して、罰金80万円を求刑してきたそうです。
ネット上では誤解してる人もいましたが、まだ求刑されただけで、その判決はまだです。
裁判長が、十分な検討が必要と判断し、判決が下るのは5月まで引き伸ばされました。
無罪を主張するろくでなし子さんの言い分が通るのか?
有罪になるのか?
この事件そのものの行方もとても気がかりです。
私はろくでなし子さんの意見に100%同意するわけではないものの、概ね賛成派。
少なくとも無罪になってほしいと願っています。
しかし、私は別の側面からもこの事件について注目しています。
それはオマンコ丸見え = 無修正 = 犯罪 という、現状の日本の状況の事です。
結論を言うと、私はそろそろ無修正解禁すべきでは?という考えをもっています。
■現在の状況の整理
現在の日本では、オマンコが見えた画像や動画、いわゆる無修正を販売したり、ネットで晒すと犯罪になります。
これは私も重々承知してまして、このブログでは無修正のものは一切扱ってません。
ろくでなし子さんが逮捕されたのも、これにあたります。
ろくでなし子さんは、元々<デコまん>というアート作品を作ってました。
デコまんとは、自分のオマンコの型をとり、石膏で固め、それに様々なデコレーションをした作品の事です。
2013年ごろ、その活動の一環として、自分のマンコをかたどったカヤックを作ろうとする際に、ろくでなし子さんはクラウドファウンディングで資金の募集を行いました。
クラウドファウンディングとは、個人が夢を実現するために、ネット上で行う資金集めの事で、資金を提供した人に何かしらの見返りが発生します。
ろくでなし子さんの場合、カヤックを作るための資金の見返りに、自分のオマンコを3Dスキャンし、そのデータを支持者たちに送付しました。
これが<わいせつ物頒布等の罪>に当たるとして逮捕されてしまいました。
■わいせつとは何か?
オマンコを3Dプリンターで再生できる?
オマンコ?
そりゃ、わいせつだよね。
そう思ってる方が多いと思うのですが、そもそも「わいせつ」というものを誤解してる方が多いんじゃないかなと思ってます。
「わいせつ」とは、単純に「エロい」ものではありません。
エロいものを見せるのが犯罪ならば、TVに出てくるセクシータレントも、ヌードを雑誌に掲載したモデルも、みんな逮捕されてしまいます。
わいせつ物について取り締まるための法律、刑法175条には次のようにあります。
わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、2年以下の懲役又は250万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する
これだけではよくわかりませんね。
では「わいせつ」とは何か?
・徒に性欲を刺激・興奮させること
・普通人の正常な性的羞恥心を害すること
・善良な性的道義観念に反すること
これでもわかりませんね。
つまりエロはダメって事?
いえいえ、先程も書いたように、世の中のすべてのエロいものが逮捕されてるわけでもありませんし、そんな事をしたら暴動が起きます(笑)
しかし、暗黙のルールとして、わいせつかどうかの線引きはあります。
非常に簡単に言うと、性器が見えてるかどうかなのです。
チンコもマンコも見えてたらわいせつ。
だからモザイクをかけるというのが、現在の日本の法律です。
しかし、刑法175条には「性器が見えたらダメ」とは一言も書いてないんですよね。
ここがポイントです。
■時代よって違う「わいせつ」の定義
なぜ「性器が見えたらダメ」と明記されてないのか?
それは時代とともに、世の中の感覚は変動するから、その時その時で判断するため、、、と私は理解してます。
乱暴な言い方をすると、どうとでも取れる法律にしておいて、あとは警察、検察、裁判官が判断するという形になってるのです。
1980年代までは、アンダーヘアもNGだった事を覚えてますか?
そもそも若い人は知ってますか?
アンダーヘア、すなわちマン毛にもモザイクがかかっていた時代を。
AVやエロ本で、マン毛が見えてたら逮捕されてたなんて、今思うと信じられませんよね。
でも、そうだったんです。
しかし、その頃から、ヌード写真などにマン毛が写ってしまう事がありました。
芸術作品だから。
表現の自由だからという主張とのせめぎ合いで、非常にグレーゾーンではありました。
そして1990年代初頭、カメラマンの篠山紀信氏が発表したヌード写真集に、マン毛が堂々と写りこんでいたのに、警察は謙虚しませんでした。
これが事実上の「ヘア解禁」と呼ばれています。
逮捕されなかったからOK?
なんだか曖昧で怖いですね。
しかし、とにかくこの頃から一気に「マン毛OK」の世の中に傾いていきます。
最初は表現の自由とのグレーゾーンとして解禁されたマン毛ですが、いまやエロ本やエロ動画でも普通に見えてますよね?
これは、マン毛が一般化して「わいせつ」の定義が変わった事を意味します。
■なぜそこまで性器にこだわるのか?
世界的に見て、日本という国は実はエロについては緩いほうなのだそうです。
例えばアメリカなんかは非常に厳しいそうです。
いわゆる洋物のAVを見た事ある人も多いと思いますが、互はオーバーリアクションで「oh!」とか騒いでてて、ちっともエロくありません。
これは、女優が少しでも嫌そうな態度をしていると、「この人は嫌がって撮影している」という事になるからだそうです。
つまり楽しく、みんな同意の元で行われてる撮影じゃないと法律にひっかかるのだとか。
「いやぁぁぁ!!ダメ!!イっちゃう!!」
みたいなのはダメなんですね。
アメリカ人ってエロのセンスないなーって思ってたのですが、そういう裏事情があったのです。
日本は、性器にモザイクさえかかっていれば、あとは比較的緩いとの事ですが、なぜ性器だけダメなのでしょう?
非常に奇妙なルールとは思いませんか?
マンコはエロいかといえば、これはエロいです。
ろくでなし子さんの「デコまん」は、いくつか拝見しましたが、勃起はしませんでした。
しかし、ろくでなし子さんのオマンコを見たいか?
ろくでなし子さんのオマンコをオカズにオナニーしたいか?
と、言われれば、私は見たいですし、オカズにもすると思います。
ネットでは、ろくでなし子のマンコなんて見たくないなんて声もありましたが、私には理解できません。
私にとって、すべての女性のオマンコは欲情の対象ですし、見れるなら見たいです。
ろくでなし子さんは
「性器のイメージを覆したい」
という主張をされていますが、私にとって、オマンコがエロのイメージから抜け出す事はおそらくないでしょう。
そこらへんが、ろくでなし子さんの主張に100%同意できないと言った部分です。
AV監督の村西とおるさんは、こうおっしゃってました。
オマンコそのものはエロスではなく、どんな人物のオマンコか、そういう妄想がくっついて初めてエロスになるのだと。
だから、性器そのものをわいせつの定義にするのはナンセンスだと。
私もそれは理解できますし、性器にモザイクをかけるのはナンセンスだと思ってます。
しかし、ろくでなし子さんの性器の3Dデータの場合は違います。
このオマンコはろくでなし子さんのものだ。
ろくでなし子さんは、こういうオマンコの形をしてるんだという妄想が働き、私は興奮します。
デコまんはかなりデコレーションされていて、興奮はしませんでしたが、性器の3Dデータはやはり「エロ」ではあると思いました。
しかし、それを言いだしたらおっぱいも、尻もエロいです。
私はマンコが好きで、おっぱいや尻よりも、興奮はします。
しかし、おっぱいや尻より、ちょっとだけ上というだけで、おっぱいや尻も見てみたいです。
色っぽい女優が、胸元の開いたドレスを着ていると<セクシー>となり、性器の3Dデータは<わいせつ>となるのは、おかしくないですか?
ろくでなし子さんの件よりも、TVのバラエティー番組でエロい事やってる人たちのほうが、よっぽど世の中を乱してると思います。
それらの人たちは逮捕されず、ろくでなし子さんが逮捕されたのは、日本のいびつさを象徴しています。
性器が見えるか見えないかで線引きをするのは、非常に疑問です。
■もはや時代にあってない
そもそも、時代に合わせて判断できるように、法律は曖昧な記述になっていたはずなのに、法律が時代に追いついてない感があります。
ろくでなし子さんの弁護側の主張で
現代では、ネット上で男女の性交などを映した動画を数多く見ることができるが、ほとんど摘発されていない現状を指摘
したとあります。
これはそのとおりで、実際にオマンコはネットでいくらでも見れるのです。
仮に無修正動画配信を違法として禁止しても、海外では合法なので、その閲覧を止める事はできません。
インターネットのなかった時代をそのまま引っ張ってるのはいかがなものでしょうか?
ここまで無修正があふれた時代で、頑なにモザイクにこだわるのは弊害もあります。
今の無修正動画配信は、アメリカ国籍の企業が配信しているという形をとっています。
つまり、そのお金は、日本の外に流れていってしまいます。
また、違法として取り締まる事により、暴力団などが暗躍する温床ともなります。
かつての裏ビデオなどは、完全にそうでした。
オマンコが見えるのが、本当に人間として間違ってる事ならば仕方ありません。
しかし、おっぱいやお尻はいいのに、オマンコだけダメだというのが理由がつきません。
ならば、いっその事、無修正解禁して、法律の元に、ただしくオマンコを配信したほうが健全だと私は考えます。
無修正解禁とは、なんでもかんでも解禁という意味ではありません。
TVなど公共性が高い場では、今まで通りNGでいいと思います。
しかしAV業界では、そろそろ解禁すべきと思うのです。
今回の裁判で、仮に無罪判決が出たとしても、無修正が解禁されるなんて思ってません。
それは飛躍しすぎです。
しかし、この事件を機に、無修正に対する考えが再考される流れが生まれればいいなと思っています。
ある報道では、ろくでなし子さんの事を「被告の女」呼ばわりしていてビックリしました。
こういった、わいせつ事件は被害者なき犯罪であり、法律が倫理的にすべて正しいとは限りません。
大昔には、アメリカの禁酒法なんていう悪法もありましたしね。
彼女に無罪判決が下った時、それらの報道機関がどういった態度を見せるのか見ものです。
■最後に
先ほど書いたように、ろくでなし子さんは、女性器のイメージを覆したいと考えているそうです。
オマンコの事も、オマ●コとか伏字にしたり、隠そうとする事がおかしいと考え、「まんこ」とはっきり言うようになったという話を聞いた事があります。
裁判でも、頻繁に「まんこ」と発言し、注意を受けたそうですね(笑)
私は、ろくでなし子さんが「まんこ」と発言するのも、興奮を覚えてしまいます。
女の人が「まんこ」って言うのは、エロいです。
女性がマンコって発言しまくる動画を前に見ましたが、それをオカズにオナニーした事もあるくらいです。
やっぱりオマンコはどこまで言ってもエロいものなんじゃないかな。
むしろ、エロいものであってほしいです。
エロくないオマンコなんて、、、悲しいです。
ただ、オマンコもエロも、もっと明るい存在になればいいんだと思います。
胸元をセクシーと表現するように、オマンコも公然とセクシーと表現する時代がくればいいですね(笑)