出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」1巻
今回は漫画「爆骨少女 ギリギリぷりん」のエロシーン考察の最終回です。
本作では一般漫画のエロシーンのクライマックスである「女の子がオマンコを見られてしまうシーン」(オマンコ見えシーン)がないという説明は第一回でさせていただきました。
では本作がおっぱいばかりのおっぱい漫画なのかと言うと、そうでもありません。
第3回目である本記事では「女の股間」編として、作者が如何に女子の股間にクローズアップしたエロ描写しているかを解説・考察していきます。
1回目、2回目未読の方はそちらからどうぞ。
考察その1↓↓↓
考察その2↓↓↓
前回までのおさらい:希代のおっぱい漫画「爆骨少女 ギリギリぷりん」
まずはおさらいです。
「爆骨少女 ギリギリぷりん」とはどんな漫画なのでしょう。
おっぱい丸出しで戦う謎の覆面女子レスラー
「爆骨少女 ギリギリぷりん」とは、芸能人やスポーツ選手を輩出する為の高校「マルチメディア学園」を舞台に、謎の覆面女子レスラーが活躍する物語です。
セクハラ変態教師から女子生徒たちを守るために神出鬼没に現れる「ギリギリぷりん」という名の謎の覆面女子レスラー。
露出狂の女ではないのですが、ほぼ毎回コスチュームを破かれるため、大抵はおっぱい丸出しで戦っています。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」4巻
正体はプロレス好きの美少女女子高生
その正体はマルチメディア学園の芸能コースに通う白鳥萌留(しらとり もえる)という女子高生。
元々プロレスコースに応募したのに、美少女であるが故に、ドスケベ校長の独断で芸能コースに編入させられてしまいます。
変態教師だらけの芸能コースに怒りを覚え、得意の関節技を武器に正体を隠して戦う事になります。
芸能コースなのに芸能界に疎く、将来の夢は女子プロレスラーになる事。
恋愛にも奥手で、プロレスが強い以外はいたって普通の女子高生です。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」2巻
尚、美少女であるだけでなく、作中屈指の巨乳でもあります。
大人の巨乳には負けますが、おそらく学生の中では負けなしの巨乳っぷりです。
入学式の日にさっそくバスで痴漢にあったり、クラスメイトの武太に揉まれたりもします。
プリンで戦っている時は顔を隠しているためか、おっぱい丸出しになっても何とか戦い抜きますが、普通に恥ずかしいと感じています。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」6巻
おっぱい漫画だがオマンコ見えシーン無し
本作で注目したいのは96%という驚異のおっぱい出現率です。
全25話中、最終回をのぞく24話で乳首も描写されたおっぱいが出てくるというのは、今の少年漫画では中々難しいのではないでしょうか。
主人公のプリンはもちろん、脇役、モブキャラに至るまで様々な女性キャラがおっぱいを曝け出します。
ところがその反面、少年漫画でクライマックスとして良く使用される<オマンコ見えシーン>が存在しないのです。
では本作で、女性の股間というものはどのように扱われ、エロ的表現をされているのでしょうか。
本記事ではそこら辺に切り込んで考察をしていきます。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」6巻
ヘアヌード、マンスジ、羞恥心!女の股間描写について解説
それではさっそく女の股間描写について解説・考察していきましょう。
まずはヘアヌードに関するエピソードです。
ヘアヌードに言及した発言
前回も解説しましたが、服の透けるカメラで芸能コースの生徒たちをグラビア撮影するというお話がありました。
萌留や、担任のバディ先生が何も知らずにターゲットになり、裸を撮影されてしまうのですが、そこでヘアヌードに言及するセリフが出てきます。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」2巻
写真を見ていた校長のセリフなのですが、、、
「へ・・・ヘアが!!」
と、小さく手書きで書かれています。
実際に、ヘアが描かれているわけではありませんが、セリフだけで女が陰毛を見られてしまったという事を表現しています。
問題は写真に写っているどちらの女性が見られたかですが、、、
左の萌留は屈んでいるし、写真を握る校長の指で股間が隠れているバディ先生のヘアが写っていた可能性が高いです。
主人公のヘアが写っていたら興奮ものでしたが、バディ先生の大人のマン毛もいい味だしてますね。
日系アメリカ人ハーフで、金髪のバディ先生なので、やはりヘアも金髪なのでしょうか。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」2巻
尚、ここは「ア・・・アソコが!!」みたいなセリフにして、マンコ見えシーンにする事もできたはずですが、作者の柴山先生はあえてヘアにしたのはなぜでしょう。
これは現代に比べて、ヘアヌードの需要も高かったことが要因でしょう。
ヘアヌードが解禁されたのが1991年。
篠山紀信氏が撮影した樋口可南子さんの写真集「Water Fruit 不測の事態」にヘアが写っていたものの、警察が摘発せずに口答での注意にとどめた事がきっかけに事実上のヘア解禁となりました。
その後、同じく篠山紀信氏による宮沢りえさんの『Santa Fe』(1991年11月出版)で社会現象的なヘアヌードブームになり、多数の芸能人がヘアヌードを発売し始めました。
1990年代はヘアヌードの黄金時代でしたが、「爆骨少女 ギリギリぷりん」が連載していた1996年~2000年は、まさにこの時代に当たる為、あえてヘアヌードを漫画に取り入れたのでしょう。
現代もヘアヌード写真集は発売されていますが、そもそもヘアが話題に挙がる事は少なくなってきました。
芸能人のAV女優転身など、もっと刺激的なニュースがあるからでしょうね。
このようなエッチの時代の移り変わりも見えて、中々面白いシーンでした。
ロリ系ワレメのマンスジ描写
続いて、こちらは現代でもスタンダードな描写である、マンスジ描写についてみていきましょう。
まずは主人公・萌留の親友で、メガネ貧乳キャラの愛子(あこ)のマンスジです。
第一話には萌留とルームメイトである愛子が、寝ぼけた萌留にプロレス技をかけられるシーンがあります。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」1巻
こちらのシーンでは明らかなマンスジが描かれていますね。
大きく開かれた股の中央に一本のワレメが走っています。
偶然生まれたシワと見るのは不自然ですね。
パンツがピタッと張り付いた雰囲気から、大陰唇の脂肪分が少な目のロリマンコが想起されます。
この食い込みっぷりは数多くある漫画のマンスジ表現の中でも、中々のエロさです。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」1巻
また、愛子には別シーンでもクッキリとマンスジが描かれているシーンがあります。
敵に拘束された際に、パンツがめくりあがったシーンです。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」5巻
後述する下付きマンコに比べ、やや体の前方に偏った上付きマンコをしているように見えます。
上付きマンコは、両足を閉じて正面を見た時に、いわゆるワレメがよく見えるタイプの女性器です。
(下付きだと、正面から見た時に股間に何もないように見える)
つまりロリ系によくあるワレメちゃんタイプなので、愛子のマンスジとしては、整合性の取れたマンスジと言えるでしょう。
既に亡くなられている作者の柴山先生に確認する事はできませんが、意図的に描いているとしたらすごい事です。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」5巻
大人マンコのマンスジ描写
続いてはバディ先生のマンスジについて見ていきましょう。
萌留の巨乳を超える、ナイスバディな超巨乳を持ち、本作の中では大人の女のフェロモンを巻き散らかす役のバディ先生のマンスジですが、愛子とはまた違った描かれ方をしています。
まずはバディ先生が偽物のプリンに変装したエピソードでのマンスジ描写です。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」2巻
登場早々、敵レスラーにフランケンシュタイナーをかけるというシーンです。
この時、バディ先生の股間が敵レスラーの目の前に迫ります。
ここでコスチュームに描かれているマンスジですが、、、結構お尻側に描かれているのがわかりますでしょうか?
この位置ですと、バディ先生のマンコが下付きマンコではないかと想像できます。
セックスの体位で言うと、下付きマンコは後背位などで挿入しやすくなります。
バックや背面騎乗位でノリノリでやりまくるアメリカンスタイルのセックスをしてそうな、バディ先生が下付きマンコであるならば、これもまた整合性の取れた描き方です。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」2巻
続いては、女教師たちがセクハラ研修を受けるエピソードでのこちらのシーンです。
研修を受け持つ指導者に反抗したため、服を切り刻まれてしまったバディ先生ですが、股間に目をやるとマンスジが描かれている事がわかります。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」6巻
こちらが拡大した図です。
真ん中に一本スジが入ってますね。
それだけでなく、いわゆるモリマンにも若干見えないでしょうか?
モリマンとは大陰唇がふっくらとしており、土手のようになっている女性器の事です。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」6巻
この、赤丸で囲った部分の線が有るか無いかで大分印象が変わりますね。
この線のおかげで、モリっとした大陰唇を妄想してしまいます。
モリマンはどちらかというと卑猥な大人マンコのイメージなので、やはりバディ先生にはあってます。
ただ、モリマンだと上付きマンコの可能性も高く、実際に正面から見てマンスジがしっかり描かれているので、先ほどの下付きマンコ説が弱まります。
その点の整合性が合わないのは、一点残念なところです。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」巻
オマケですが、こちらは名前もないモブの女教師のマンスジです。
セクハラ研修で謎にリンボーダンスをさせられているシーンなのですが、、、
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」6巻
やはり下付きマンコっぽい位置にマンスジが浮き出てます。
どことなく、パンツの中に食い込んでいるような筋で、エロいですね。
女教師という、普段は生徒の上にたって指導をしている女性が、プライベートのセックスでは動物のように後背位でやっていると思うと、興奮してしまいます。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」巻
足し算のマンスジと引き算のマンスジ
マンスジの描写にしても、作者の柴山先生は色々な描き方に挑戦しています。
まずはこちらのシーン。
宮川さんという名前の、顔もほとんど描かれないモブキャラなのですが、登場時にこんなエロい目にあってます。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」3巻
股間に注目してみると、、、
これまで紹介してきたマンスジよりも、線を描きこんでいるのがお分かりいただけますでしょうか?
真ん中に描かれた線は、これまでと違ってクリトリスの形が浮かび上がってるかのような表現になってます。
さらにそこから左右に曲線が伸びていますが、そちらが大陰唇の存在を示唆しています。
まさに線を足したことによる、足し算のマンスジ描写と言えるでしょう。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」3巻
その逆の引き算のマンスジ描写もあります。
こちらはコーナーリングに登っているプリンの絵です。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」2巻
股間に注目してみると、、、
マンスジが浮かび上がってるように見えますね。
実際にはスジは描いてないのに、真ん中に陰裂が見えてくるから不思議です。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」2巻
これはスクリーントーンを使った影の付け方と、ほんのわずか書き足した線による目の錯覚マンスジです。
赤丸で囲った部分に、ほんの少しだけ線を書き足してますよね。
この線から脳内補正して、プリンのマンスジがみえてくるわけです。
まさに引き算のマンスジ表現ですね。
ちなみにこの描写だと、あまり大陰唇がもっこりしてない、ペタンコマンコのように見えます。
余計な脂肪を絞り込んで、スタイルのよい女性の、アスリートタイプの女性器という印象です。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」2巻
戦闘中における女の股間描写
直接的なマンスジ描写と違って、女の股間の凄さを強調したシーンがあります。
プリンのストーカーと戦った時のエピソードです。
両手を黒板に固定されて絶体絶命のプリンですが、突如両足を開いて、相手にカニ挟みを仕掛けるシーンがあります。
この時、優勢だった敵が、プリンが大胆に股を開く行動に「うぉっ!!」とビックリしています。
女の股は女の武器とも表現される事もありますが、まさに女の武器に気圧されたというシーンです。
非常に一瞬でしかないシーンなのですが、私も結構好きなシーンです。
オレでなきゃ見逃しちゃうね・・・
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」2巻
もう一つ挙げてみましょう。
7巻で洗脳された上水流千穂(かみずる ちほ)とプリンが戦った時のシーンです。
作中ではたまに描かれる女子同士の戦いの一つですが、ここで始めた女によって女が辱めをくらう攻撃が出てきます。
それが千穂による、プリンの強制開脚です。
現実の女子プロレスでも、はずかし固めという、相手女性の股を強引に開いて観客に見せつけるという技があります。
同じ女だからこそ、女が股を開いて視姦される恥ずかしさを知っているわけです。
その同性の女から裏切られて男の好奇の目にさらされるという所がポイントです。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」7巻
絶対にマンコだけは見られたくない少女 その1
そんな千穂の辱めシーンもあります。
恋人同士でなくてもキスくらいしちゃう、、、パンツを見られても気にしない、、、そんな破天荒キャラの千穂。
学生時代にすでに人気グラビアモデルとして活動しており、芸能界に染まって擦れている千穂ですが、やはり女の子らしく恥ずかしいと感じるものもあるのです。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」6巻
千穂が暴走した変態教師に、全校生徒の前で裸で拘束された時の事です。
変態教師がプリンをおびき寄せる為に、拘束した千穂にさらにエッチな事をしようとします。
最後に残ったパンツを脱がして、全校生徒にマンコを晒してやろうと言うのです。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」6巻
この時、性的にも奔放だった千穂が本気で嫌がるのです。
「ちょっと、本当にやめてよー!!」
「セミヌードのグラビアもまだなんだから」
昔の漫画だと、アソコを見られたらもうお嫁にいけない・・・みたいな件がよくありましたが、まさにこれですね。
女子にとって、オマンコとは最後の砦であり、絶対に見られたくない恥ずかしい部位なのです。
残念ながら(?)プリンが助けに来て未遂に終わりましたが、、、プリンの助けが間に合わない世界線も見てみたいですね。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」6巻
絶対にマンコだけは見られたくない少女 その2
それでは最後に前回も紹介したオーディションシーンを、股間描写の視点から再解説しましょう。
芸能コースの進級テストとして開催されたオーディションは、アイドルを目指す女子生徒にとっては夢に近づくか、あきらめるかの人生の重大なイベントです。
しかし、エロい事をしないと点数が入らないという卑劣なイベントでもあるのです。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」4巻
少女たちの夢を利用して、少女たち自身にエロいアピールさせる、、、という所が前回解説した所でした。
このエロアピールは、対決方式になっているのも、ポイントです。
対決方式になっているから、女の子達も相手に負けまいと、行為がエスカレートしてしまうのです。
最初の対決では、二人とも全裸になるというエスカレートっぷりを見せてくれます。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」4巻
黒髪の女の子がショートのレザーパンツを脱ぐところでは、ギリギリ鼠径部までは見えてしまっています。
この後は両手で股間を隠してしまっているのですが、脱ぐ瞬間はどうしても隠せません。
明確な<オマンコ見え>シーンではありませんが、これだけ観客がいれば角度によっては見えてしまったのではないかと想像はできるシーンになってます。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」4巻
合格点を獲得できた少女たちですが、二人とも涙目になっているのがエロいですね。
合格はできたけど、大切な何かを失ってしまったかのような反応です。
特に黒髪の子は、座り込んでしまったツインテールの子と違って、毅然と立っているのが印象的です。
それでも両手で股間を隠しているのは、絶対にオマンコを見られたくないという意思表明にも見えます。
まさにオマンコ隠しておっぱい隠さずという状態です。
出典:柴山薫「爆骨少女ギリギリぷりん」4巻
まとめ
さて、漫画「爆骨少女 ギリギリぷりん」のエロシーン考察はこれにて終了です。
42歳という若さで急性心不全でこの世を去った作者の柴山薫先生のご冥福をお祈りいたします。
まだご存命でしたら、まだまだ面白い作品を残されていたのは間違いないでしょう。
現代のコンプライアンスガチガチの世界で、先生がどんなエッチ漫画を描いたか見てみたかったです。
湿っぽくなってしまいましたが、最後に一言。
時代の流れによって移り変わるコンプライアンスに合おうが反しようが、一生懸命作られた作品に間違いありません。
先生の残した、明るいエッチ漫画を未読の方にはぜひ読んでもらいたいです。
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