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【官能小説】となりの樋口さん 第14話 「ぶっかけ」

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あの日以来、、、アイナが僕の家に来た日以来、隣の部屋から樋口さんのオナニーが聞えてくる事はなくなってしまった。

あの日、部屋の声が漏れている事を、樋口さんも確実に気づいてしまった。
僕の思い過ごしであってほしかったが、オナニーが聞こえなくなった事実が重くのしかかる。

樋口さんと顔を合わせないのように、朝の通学時もなるべく気を使って時間をずらしている。
それでも同じ学校に通っているわけで。
ばったりとタイミングが合ってしまう事もある。

僕が玄関から出ると、ちょうど少しだけ先に樋口さんも出てきてる時。
僕の部屋の玄関の音を聞いた樋口さんが、明らかに早歩きでコツコツとその場を去っていく。

避けられている、明らかに。

そりゃそうだろう。
僕だって本当に気まずい。
オナニーの声を聞いていた事の罪悪感。
それがバレた絶望感。
そして、アイナとのセックスの声も聞かれたであろう事からくる、恥ずかしさ。

本来なら、童貞を卒業できた事は喜ばしいことだ。
一生童貞かもしれないと思っていた僕にとっては大事件。
しかし、アイナに感謝したり、愛おしく思うような感情は一切芽生えなかった。
むしろ怒りすら覚える。
あの女のせいで、、、

樋口さんの部屋からの生活音は、今でも漏れてくる。
住んでないという事ではないのだ。
純粋に、樋口さんはオナニーをやめてしまったのだ。

男の僕ですら、オナニーの声がバレてたなんて、耐えられないほどの苦痛だ。
女の子の場合、おそらく想像を絶するような辛さだろう。
特に、樋口さんはオナニーなんてしないような、とても純朴な女性だ。
彼女がオナニーするなんて、周りの人間は思ってもみないだろう。

それが僕のような男に聞かれていたのだ。
毎日毎日。
ショックでオナニーをやめてしまっても、おかしくないのかもしれない。

逆に僕はオナニーの回数が若干増えた。
以前も、樋口さんのオナニーに合わせて、かなりの回数をしていたと思うが、それ以上だ。
樋口さんのオナニーの声は聞こえてこないので、もちろんオカズは妄想だけだ。

樋口さんの部屋からの生活音、それが聞こえているタイミングでオナニーを始める。
隣の部屋にあの子がいる。
それだけで興奮するようになってしまったのだ。

ギュポ!ギュポ!ギュポ!

(ああ・・・美樹!美樹!)

僕は樋口さんの下の名前を頭の中で連呼しながら、樋口さんの部屋の方向を向いて必死にオナホールでシコりまくる。
以前は手でやっていたが、あまりに回数が多いのでチンコが痛くなってしまった。
そのため、オナホールとローションをネットショップで買ったのだ。

ギュポ!ギュポ!ギュポ!

(美樹、そこにいるんだね?)
(美樹のオナニー見たい!美樹のオナニー!!)

ギュポ!ギュポ!ギュポ!

(イクイクイク・・・イク!!!)

僕はイク瞬間、オナホールからチンコを抜くと、樋口さんの部屋側の壁に、思いきり射精をする。

ドピュ!
ドピュ!

壁にかかる、精子。
精子がほとんど出なくなるまで、僕は毎日この行為を繰り返している。

「ハァ・・・ハァ・・・」

以前、樋口さんに僕の精子を少しだけかけてしまった、あの感覚が忘れられない。
樋口さんに、僕の精子をかけたい。

樋口さんの手の中に。
樋口さんの胸の谷間に。
樋口さんの舌の上に。
樋口さんのオマンコの周りに。

それが叶わないので、樋口さんの部屋に向かって、壁にかけているのだ。

思う存分オナニーをした後、その壁をティッシュで拭いている時が虚しい。
せめて、樋口さんの顔の写真でもほしい。
太一ならば持っているかもしれないが、まさか貰うわけにはいかないだろう。

遠目に撮影して、拡大してもいいが、教室などでは不可能だ。
さすがに周りから見て、不審者すぎる。
樋口さんが人目のつかない場所に移動するのを待つしかない。

スマホのシャッター音を消すためのアプリはインストール済みだ。
僕は明日の学校で、計画を決行する事にした。

===続く===

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