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【官能小説】となりの樋口さん 第1話 「となりのオナニー」

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「おはようございます!」

12月の朝はとても辛い。
肌が切れてしまいそうなくらいの寒さだ。
普段ならば、午前の授業などサボってしまうのに十分すぎるほどの過酷さなのだが、今日はレポートの提出があるためそうもいかない。

しかし、心からほっとするような暖かい<おはようございます>を聞けて、むしろ早起きしてラッキーだったと心底思えた。
声の主は、となりに住んでいる樋口美樹さんだ。

「お、、、おはようございます」
「寒いですね。学校ですか?」
「はい、、、、」

樋口さんは僕と同じ大学に通う2年生。
先月から、僕の隣の部屋に引っ越してきたのだ。

同じ大学と言っても、ほとんど接点はない。
それこそ、こうやってたまに挨拶を交わすくらい。
学校ですれ違っても、軽く会釈をする程度の関係だ。

同じ学部、同じ学年という事で、以前から顔は知っていた。
後でわかった事だが、共通の知り合いもいるらしい。
それでも一ヶ月前までは名前も知らなかったし、特に意識した事もなかった。
引っ越してきた時も、ああ、見た事のある人だ、という感想しかもたなかった。

名前も直接聞いたわけではない。
同じ授業をとっていたので、その時の出席確認で知った。
おそらく樋口さん自身は僕の名前も知らないだろう。

樋口さんはとても<良い人そう>な印象だ。
髪型は黒髪のショートで、特に派手な服装をしているのは見た事もない。
共通の知り合いからの情報だと、青森だか、どこか東北の出身だそうだ。
そして何より、挨拶の時の満面の笑顔がよい。

接点どころか、ほとんど情報もないわけだが、樋口さんが引っ越してきてから、急に意識しはじめてしまった。
学校でも、教室で見かけるとついつい見てしまう。
彼女いない歴=年齢で童貞の健全な男子大学生にとって、となりに同級生の女子が一人暮らししているという事実は大きい。
特に僕は、高校も男子校だった事もあり、女子への免疫はほぼない。
大学に入ってから、周りはみんな彼女を作っていったが、僕は未だにデートすらした事がなかった。

そんな童貞男子が、東北出身の純朴な女の子を意識してしまうのは、仕方がない事なのだが、実はもう一つ大きな理由があったのだ。
それは毎晩の日課になっている<ある行為>のせいなのだ。

僕はレポートを提出したあと、いくらか買い物をして、すぐに部屋に帰った。
昨日はレポートを仕上げるために徹夜してしまったので、<夜の日課>に備えて仮眠をとることにした。

僕はアルバイトはしていない。
こう言ってはなんだが、家がそこそこ裕福なので、仕送りだけでも生活ができる。
ちょっと欲しいものができた時に、単発で何度かバイトに入る程度だ。

しかし樋口さんは結構な頻度でアルバイトをしているようだ。
平日の夜は、だいたい帰りが遅い。
うちのアパートは壁が薄いというか、生活音が結構響く。
そのため、となりが帰宅したりするとすぐわかるのだが、樋口さんの帰宅は9時すぎが多い。

バタン・・・

今日も9時半頃に帰宅してきた。
<夜の日課>は樋口さんが帰宅してから、約1時間後に始まる。

「・・・・・・・あ・・・」

きた。
樋口さんが引っ越してきてから1ヶ月。
30日連続で、皆勤である。

「くふぅ・・・・あぅ・・・・・」

今朝の、天使のような爽やかな声とはまったく別次元の、いやらしい声がとなりから聞こえてくる。

「ふあぁぁぁ・・・・」

そう。
夜の日課とは、樋口さんのオナニーの事だった。

最初に気づいたのは、樋口さんが引っ越してきた当日。
はじめは何かの間違えだと思った。
しかし、確実に声の出処はとなりの部屋なのだ。
それから毎晩毎晩、樋口さんは必ずオナニーをしているのだ。

「・・・・・イクぅ・・・」
「!!!!!!」

ギシギシ!!!

樋口さんは僕の部屋と隣接する壁際のベッドの上でオナニーをしてるらしく、音は丸分かりだ。

あんな純朴そうな子がオナニーをしてるなんて、、、
エロゲーやAVの中だけの話だと思っていた、女子のオナニー。
それも知ってる子のオナニーの声なんて、最高のオカズだ。

「うっ・・・・」

ドピュ・・・

僕も樋口さんの声に合わせてオナニーをするのが日課になっている。
元々、オナニーの頻度は週に2、3回だったのに、樋口さんが引越ししてきてからは、僕も毎晩してしまっている。

樋口さんが「イク」とつぶやいた時はとてもラッキーだ。
樋口さんがイク、そのタイミングに合わせるように、僕も射精する。
一度射精すると、一気に賢者タイムになってしまい、連続してオナニーする事はできない。
しかし、樋口さんはそこで終わる事はない。

「あっ!!ああっ!!」

ブゥゥゥゥゥゥン

樋口さんが2回目のオナニーに突入。
ひげ剃りのような音もする。
最初はわからなかったのだが、これが世に言う<電マ>の音なのだと、ある時気づいた。
AVの中で、AV女優がイキまくってる、あの道具を、まさか樋口さんが使っているとは衝撃的だった。

「はぁぁぁ!!!!」
「イクぅ!!!!」

電マを使うと、結構イクのが早いようだ。
まだ2、3分しか経ってないのに、ベッドが軋む音が止まる。

さらに

ビーーーーーーー

「ああああ!!!」

電マよりももっと細かい音が聞こえてくる。
この音の正体はまだわかってない。
それこそ、ひげ剃りのような音なのだ。

そうこうして、樋口さんのオナニーは30分~40分ほど続く。
僕は賢者タイムになっているが、その様子をずっと聞き続けている。
こんな生活が、もう1ヶ月も続いてるのだ。

===続く===

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