今回の記事は霊能力系バトル漫画「つぐもも」のエロ描写考察の第二回です。
第一回を未読の方はぜひそちらからどうぞ。
考察その1、その3、その4はこちらの記事↓↓↓
第二回である今回取り上げるのはズバリオナニーでございます。
各々独自の特殊能力を持った付喪神たちや、付喪神の能力を借りて超人的な技を発揮するすそはらい達・・・そして各種神様・怪異が入り乱れての本格能力バトル漫画・・・
である本作ですが、バトルと同じ比重、、、いや、それ以上にえちえちなエピソードが展開されており、本番行為こそ描かれてはいませんが、オナニーについては普通に描かれています。
現時点での最新刊である30巻までの間に、オナニーしている事がわかっている女性キャラはは全7名。
そんな彼女たちの自慰行為そのものと、それに付随するオナニーバレの表現について考察していきたいと思います。
■オナニーしてるのが皆に丸わかりだった準ヒロイン
まず、本作におけるオナニー女と言えば、やはり横笛の付喪神・響華(きょうか)です。
最初に登場した際は主人公・一也達の敵として登場した響華ですが、戦闘中にマンコをいじってオナるというサイコな一面がありました。
相手の断末魔の悲鳴で興奮する・・・みたいな中二病全開のイカれたキャラ設定で、この時はエロさというかマッドネス感を強調した演出でしたね。
やはり堂々とマンコを触られても、エロさは薄いです。
オナニーには自慰・・・自らを仕方なく慰めるような奥ゆかしさというか、背徳感が必要です。
ただ、その後響華のオナニー演出については転機が訪れます。
初登場時は小物感のある、使い捨ての敵キャラのような扱いではありましたが、その後再登場し、一也たちの味方ポジションになってからは、だいぶエロ演出用キャラとしての立ち位置を確立してきます。
読者人気、物語上の重要性から言っても、桐葉に次ぐ準ヒロインといっても過言ではない主要キャラになりましたね。
本作には霊交接(れいこうせつ)という設定がありまして、主人公・一也の膨大な霊力を注ぐことによって相手を回復させたり、付喪神とのシンクロ度を上げて戦闘力を向上させたりできるんですよね。
前回の記事でも書きましたが、その霊交接の方法というのが・・・裸で接触するという、簡単に言うとペッティングをするという方法なのです。
ちなみに登場キャラの一人、織小花 央姫(おりおばな おうひ)曰く、、、
「性器の出し挿れと同じく、霊力の出し挿れにも強い快感が伴うのかも」
「特に挿れられている方は!」
だ、そうでして、ほぼセックスしてるような快感を伴うのが霊交接なんですね(笑)
付喪神として一也とバディを組む事になった響華は、一也と交尾霊交接を重ねていくことになるのです。
そんな響華が、霊交接での快感が忘れられないのか、思い出しオナニーをするシーンが24巻に登場します。
「かずや・・・ぁつ」
完全に好きな男とのセックスを思い出して自慰にふける、乙女のソレですね。
衣服は着たまま、パンツだけ足首まで下した格好での着衣オナニー。
急にムラムラしてオナりたくなってしまったのか。
服を脱がずに簡易にいじっているというのは、きっと日中、何度もこうやってオナニーをしてしまっているのではないかと、この一コマから妄想が膨らみます。
ちなみにこの後、オナニーでオーガズムに達するところまでちゃんと描かれているのですが、、、
イった後に賢者モードに突入していたところ、部屋に人が入ってきて焦るというシーンがあります。
ガチャ
「・・・ちょっといいか、響華」
「はぁぁぁ!!」
バっ!
部屋に入ってきたのは針の付喪神・糸信(しのぶ)。
慌てて下半身を隠す響華ですが、、、
時すでに遅し。
オナニーしてたのが丸わかりだったというオチです。
この建物の壁や天井の造りが薄いようで、声や物音も丸聞こえで、1階で待機していた他のメンバーに、2階の響華のオナニー声やオナニー音が全部筒抜けになっていたわけです。
一応、重要な話があるので響華に声をかけにきた糸信ですが、気を使って響華がイってオナニーが終わるのを待っていたわけですね。
もちろんそれだけの用件なら、オナニーに気づいていないフリをするのが優しさではありますが、あまりにオナニーの頻度が多いため、むしろ忠告したほうが良いのだろうと気遣ったと考えるのが自然かもしれません。
実はこの時、付喪神たちが一也と位置的に離れた状態でして、そのせいで付喪神たちの霊力の不足が問題となっていました。
「響華が自慰にふけっていたのも、減少した霊力を求め、無意識にかずやとの霊交接を欲したからだろう」
と、冷静に分析する糸信(笑)
盛大にオナニーしてたのが、同居人たちに丸わかりだったという、現実世界にもありそうなドストレートなオナニーバレ演出で、むしろ一般漫画でここまで清々しいバレっぷりは少ないかもしれませんね。
■思い出しオナニーをしてしまう女子たちのサガ
さて、先ほどは響華の思い出しオナニーについてでしたが、オナニーバレを指摘してくれた糸信もオナニーをしています。
一也たち一向がある場所を目指すため、いくつかの試練を突破しなければいけないというエピソードが収録されていた27巻での事。
そこでは心残色検(こころのこりいろあらため)という試練がでてきます。
どんな試練かというと、個々がエロい幻覚を見せられ、欲望を見せてしまう(オーガズムに達してしまう)と突破できないという試練です。
この試練を余裕で突破したテイの糸信ですが、、、
実は幻覚による誘惑により、ギリギリの瀬戸際であったことが後にわかります。
そして、その時の幻覚の内容を思い出しながら、やはり思い出しオナニーをするシーンがあります。
糸信が響華を諭すときに、女性だから自然な事と、自慰行為の事を語っていましたが、普段冷静沈着な女である、糸信のオナニーというのは、結構エロいですね。
また、糸信と同様、他の女性キャラもやはり試練の際の幻覚を思い出してオナニーをしているという描写があります。
オナニーキャラである響華は当然ですが、引っ込み思案な女子である、そそぐもオナニーにふけっているのが良いですね。
恰好も、ケツを突き出して、後背位の姿という、経験少ない女子なのにというギャップもいいです。
こういう、大人しい女子でも、エッチな幻覚を見せられたら、思い出しオナニーしちゃうっていう設定が、なんとも良いではないですか。
ちなみにこれまでの3人に関しては、話の流れからして一也の事をオカズにオナニーしているのは間違いないです。
これだけ女子にオナペットにされる主人公というのも珍しいですね。
また、メインヒロインである帯の付喪神・桐葉(きりは)や、ツンツンキャラである短剣の付喪神・しらねもオナニーにふけっています。
桐葉に関してはオープンなスケベキャラなので、習慣的なオナニーの可能性もありますが、やはり一也をオカズにしていたと見るのが順当でしょうか。
しらねに関しては、、、
「しらはぎさま・・・」
と名前を呼んでいる事から、自らが仕える土着神である白羽儀(しらはぎ)をオナペットにしている事がわかります。
白羽儀も女性で、しらねも女の子なわけで、これまでも白羽儀の事を慕っていた描写はありましたが、オナニーのオカズにするほどの感情があった事がここでわかります。
女をオカズにオナニーする女というのも、一般漫画では割と珍しい立ち位置でしょう。
さらに、彼女たちのオナニーの様子は全部のぞかれていたというオナニーバレオチが描かれています。
のぞいていたのはお騒がせキャラである、鏡の付喪神・みまねです。
自らの能力でいくらでも部屋の中がのぞけちゃうんですよね。
そしてそんなみまねもオナニー・・・
6名のキャラがそれぞれの部屋で同時にオナニーするシーンって、あまり見た記憶がありません(笑)
ただ、現実世界だとこんなもんなのかもしれません。
一人暮らしの女性が多く住むアパートでは、夜な夜な各部屋でオナニーが行われているだろうし、、、
何か共通のムラムラする出来事(例えば合コンでかっこいい人がいた、イベントでかっこいい男子がいた など)があれば、その参加者の女子が各々夜、オナニーしているってのは珍しくないかも。
そんな事を妄想させてくれる良エピソードですね。
■大人の女性だってオナニーはしている
さて、オナニーは若い娘の特権ではありません。
一度オナニーを覚えた女性であれば、何歳になっても自慰行為はしてしまうものです。
そんな女性の立場が上であれば上であるほど、オナニーをしているという事実は、なんとも背徳的に感じるものです。
例えば会社の女子や、クラスの担任の先生とかですかね。
自分よりも立場が上の女性が、実は自慰行為で自ら慰めていると知れたら興奮するでしょう。
本作ではすそはらい養成所・つづら殿の党首・織小花 央菜(おりおばな おうな)がオナニーをしている事もバレています。
主人公の一也達にとっては大先輩にあたる女性です。
人間の父と付喪神の母を持つ半人半神のハーフでして、齢80歳を超えてなお、20代から30代くらいの女性の美貌を兼ねそろえている央菜。
80年以上生きているとは言え、体は超エッチなままです。
そんな央菜の入浴中に、敵である斑井 枡次(まだらい ますじ)が、情報を探るべく、侵入してくるというエピソードがあります。
斑井が一緒に連れてきた、部下のかがし(香炉の付喪神を所持する女性すそはらい)の能力によって、自白催眠の状態にされてしまう央菜。
これで央菜側を窮地に陥れるべく、最重要情報を探ろうとするのですが、、、
「初体験はいつかな?」
思わずエッチな質問をしてしまう斑井のジジイ(笑)
「21の・・・春・・・」
それでもかがしの術中にある央菜は正直に答えてしまうのです。
調子に乗った斑井は次々とエッチな質問をしていきます。
「ほう!どこで?」
「廃寺で・・・」
「誰と!」
「すそはらいの候補生と・・・」
「好きな体位は!?」
「後背位・・・」
そして遂にこの質問がでます。
「自慰は週何回!?」
答えは、、、
「3回・・・」
と、平均よりもちょい上くらいの頻度でオナニーをしている事がわかりってしまうのです。
つづら殿の党首という、忙しい身であることを考えれば、週3オナニーは結構してるほうかもしれません。
むしろそれが良いリフレッシュ・・・重圧にさらされる精神を回復させる術なのかも。
どんな身分になっても、どんな重圧があっても、オナニーはやめられないのが女のサガなのですね。
■クイズの答えでオナニーバレしてしまう女の子
さて、本作のオナニー・オナニーバレ描写を語る上で忘れてはいけないのが、水晶玉の付喪神・安次峰あるみ(あしみね あるみ)のオナニーです。
あるみは未来予知ができるという、かなり重要な能力をもったキャラですが、普段は本当に普通の女の子で、どっちかっていうと少々ついてない・・・幸が薄いタイプ。
嫉妬深いけど、押しは弱い・・・兄を慕う良き妹といったところでしょうか。
鋏の付喪神・安次峰あきと(あしみね あきと)とは兄と妹という関係ですが、付喪神ですから実際に血のつながりがあるわけではなく、どちらかというと義兄妹というような関係性です。
あるみも、あきとも、一也の敵として登場したのですが、割と初期からエッチなトラブルにも巻き込まれております。
11巻では一也や桐葉を陥れるために仕向けられた怪異(あまそぎ)に、この二人も巻き込まれています。
この怪異というのが、カップルで参加するすごろくクイズという怪異でして、カップルでクイズに正解しながらすごろくをクリアしないとダッシュできないというものなのです。
・・・というわけであるみとあきとがペアを組み、一也・桐葉ペアと共に脱出を目指すのですが、、、
「問題です」
「これまでの性交回数は?」
と、怪異から出題される問題が明らかに性的なものばかりなのです。
「0回」
「0回」
「正解!」
このクイズにはまじめに答えていく必要があるのですが、そのせいでお互いの性的な秘密がバレバレになってしまうのです。
さらに、問題はどんどん過激さを増していきます。
「男性に問題です」
「相手女性のもっとも感じる性感帯を答えよ!」
「乳首だ!」
「ブブーーー!!違います」
「正解はク・・・」
「いやああああ!!!」
ゴン!!
真面目で奥手なあきとは、いろいろ悩んでクイズに答えていくのですが、クイズに外れても怪異側が生々しい正解を答えてしまうので、恥ずかしいものが全部バレちゃうんですね。
兄に正解が聞かれないように、とっさに頭を殴って気絶させる、あるみですが、、、
答えは確実に<クリトリス>ですね(笑)
直接的な表現ではなく、こんな間接的に恥ずかしい事がバレていくとは、、、この発想はなかったわ・・・浜田先生の天才えちえちっぷりが窺えます。
ちなみにこの流れで、あるみの好きな体位もバレてしまいます。
「ブブーーー!!」
「正解は忍び・・・」
「いやああああ!!!」
毎回顔を真っ赤にしてデカい声を出して正解が聞こえないように頑張るあるみですが、、、
これは隠れている文字の形から推測して、正解は忍び居茶臼(しのびいちゃうす)ですね。
ご存知ない方に、忍び居茶臼がどんな体位かご説明しましょう。
セックスの体位には江戸四十八手という型があるというのは聞いたことがあるかと思います。
この忍び居茶臼は裏四十八手の一つです。
※実は四十八手には表と裏がありまして、合わせて九十六手になるのです。
表が基本編で、裏はその応用編です。
忍び居茶臼は簡単に言うと、対面座位の一種ですね。
男が後ろ側に手を伸ばして自身の体を支え、女性は男の股間の上にまたがり、挿入します。
女性側のほうが、床についた両足を使って腰を動かしやすいので、どちらかというと女性側主導の体位です。
ちなみに男女が共に抱きしめあえば唐草居茶臼(からくさいちゃうす)、女性が片足を男性の肩にかけるような形にすると帆かけ茶臼(ほかけちゃうす)となります。
あるみは引っ込み思案とまではいきませんが、割とおとなし目の女子です。
そんなあるみの好きな体位が、女が腰を動かすような体位というのが、あるみの性癖が見えてきて面白いですね。
あるみはあきとに兄以上の感情・・・明らかに性的な対象として見ている節があるので、おそらく仮想セックス相手はあきとでしょう。
生真面目で奥手なあきとの為に、女性側が主導権を握る体位・・・それでも騎乗位のような完全な女性上位を選ばなかったのは、少しでもお互いの距離感が近い、、、見つめあえるような対面座位で愛情を感じたいというのも、あるみの乙女心の現れでしょう。
ただ、どこが感じるとか、何が好き・・・であればまだ直接的な行為がバレたわけではないのでセーフだったでしょう。
しかし遂に禁断のクイズが出題されてしまいます。
「女性に質問」
「一人エッチは週何回?」
「しません!!!」
「ブーー!!」
「正解は・・・」
「しません!!!」
オナニーなどしないと即答するあるみですが、怪異が容赦なく正解(オナニーの頻度)を告げてきます。
大きな声で妨げてますが、これも判別できる範囲で解析すると・・・2回・・・と読めます。
つまり、あるみは週2回オナニーしているということですね。(央菜より1回少ない)
この時、顔真っ赤にしてオナニーしないと断言している、あるみが可愛いんですよね。
そもそも一人エッチという問題に対して、しないと即答しているって、、、つまりオナニーの存在しってるんだぁって事になりますからね。
また、私自身、こういうブログを運営していると職業病といいますか、、、こういう恥ずかしい行為がバレる事への拒否感のようなものが、マヒしてしまっていますので、こういう演出は新鮮でした。
なんならオナニーの事をしゃべってくれる女子なんかも周りにいるので・・・
オナニーなんて、ほぼすべての女子がしているってバレバレなんですが、それでも顔を真っ赤にして否定するのが女子ってものなんですよね。
なんで女子って、オナニーしてるって認めないのか。
もちろん何となくは理解していますが、より深堀して研究してみたいテーマではあります。
さて、そんなあるみのオナニー描写ですが、26巻にて遂に直接的な描写が出てきます。
扉絵の一つではあるのですが、みまねが寝ている横で、オナニーしているあるみが描かれているんですよね。
みまねは妹っぽいキャラではありますが、言ってしまえば女友達。
女友達の横のような気の休まらない場所しかオナニーの場所がないってのも不憫ですね。
まあ、弟とか妹か、兄弟多めの実家暮らしの女子も、兄弟が寝てる横でオナニーしているって話ですからね。
逆に言うと、そんな場所でもオナニーってしたくなっちゃうんですよね。
片手しか使っていませんが、上半身がはだけているという事はおっぱいも触っていたのだと予想できます。
また、全身から汗も吹き出し、オマンコからは垂れるほど愛液があふれ、太ももを伝ってこぼれてますね。
「ふぅ~~・・・ふぅ~~・・・ふぅ~~・・・」
あるみは何やら呼吸を整えようとしておりますが、これがイった後なのか、どうなのか気になるところです。
最初見たときは、スローペースでオナってる描写かと解釈していたのですが、もしかしたらこの扉絵はイった後で、賢者モードに入っているのかもしれません。
というのも浜田先生の描写の特徴を考えたとき、オナニー中って「あっ」とか「んっ」みたいな跳ねる擬音が多いんですよね。
確実にイった後である、24巻の響華の賢者モードでは、、、
「はぁ~~・・・・はぁ~~・・・」
と、伸ばすような呼吸音になっていました。
そう考えると、このあるみの描写もイった後であると考えるほうがしっくりきます。
兄と結ばれる事は難しいでしょうから、おそらくずっと処女であり続ける、あるみ。
オナニーではすでにイク事を覚えているというのも、なんともエロいです。
オカズにしていたのは100%、兄のあきとでしょう。
この扉絵のある回では付喪神であるあきとの所有者が、女性のすそはらいとなり、二人が仲良さそうにしているところに露骨に嫉妬しているというエピソードが描かれております。
また、ゆくゆくの記事で解説しようと思っているエピソードで、あきとに変身してもらった、みまね相手に、あるみが疑似セックスを楽しむという描写もありますからね。
清楚系女子である、あるみですが、むっつりスケベ度はかなり高く、今後とも期待したいキャラであります。
さて、いかがでしたでしょうか?
前回が一般漫画のエロ描写の王道である<オマンコ見え>について、、、
今回が<オナニー>や<オナニーバレ>についてでした。
こうやって一つ一つ表現方法を考察していくと、如何に作者のエロスキルが天才的かわかってきますよね。
「つぐもも」考察はまだ続きますので、次回以降もお楽しみにしててください。(間に別の記事を挟むこともあります)
【2023年4月23日更新】
続き書きました!
考察その3、その4はこちらの記事↓↓↓
★DMMで全巻立ち読み可能