出典: 紙魚丸「楽しい性教育」
世の中のエロ漫画において<中出し>というものは非常に人気があるシチュエーションですよね。
逆にしっかりと避妊してセックスするケースのほうが少なく、大抵は中出しでフィニッシュしているのではないでしょうか。
ただ、それだけ中出しが当たり前に描かれてしまうと、中出し本来の卑猥さが薄れてしまうと思うわけです。
中出しとは妊娠の危険がある行為で、卑猥で、淫靡で、タブーであってほしいわけです。
そこで重要になってくるのが、なぜ中出しをされる事になったのかという背景です。
中出しをされてしまった理由如何で、中出しのエロさが増してくると思うのですよね。
・・・というわけで、新たに<理不尽に中出しをされる女達シリーズ>と題しまして、私のお気に入りの中出しシチュエーションがある漫画の紹介をしていこうと思います。
それも単に犯されて中出しされるとかでなく、もう一捻りエッジの効いたシチュエーションのものを選んでいきます。
それではその第一弾となるのが、、、
一般コミックでも活躍されている紙魚丸(しみまる)先生の「楽しい性教育」という作品です。
舞台となるのは少子化対策の一環として、性行為を実習するカリキュラムが性教育に組み込まれた時代・・・
保健体育で普通に男女ペアを組んでセックスをするという授業が体育館で行われます。
で、今回中出しされてしまうのが、高峰さんという少々不真面目な女子生徒。
紙魚丸先生はここら辺の人物描写が非常に巧みなのですが、少しお高くとまっていて近寄りがたい雰囲気の女子生徒っていますよね。
高峰さんもあんな感じです。
別に処女でもないし、セックスが嫌なわけではないのですが、自分が可愛い事を自覚していて、実習を組む相手も選り好みしています。
その為、普通ランクの男子生徒が声をかけても、まったく相手にしません。
・・・ただ、あまりにも選り好みしていたため、ペア組が終わってしまい、結局最後に残った通称・ブタ原というキモ男子と組む事になってしまいます。
先ほども書いたように、処女だからセックスを拒否・・・とかではありません。
あくまでキモ男のチンコを受け入れる事ができないのですが、仕方なくブタ原とペアを組むわけです。
ただ、真面目に実習をするのではなく、誤魔化そうとします。
「挿入したら殺す」
「触っても殺す」
「で、でも・・・それじゃ実習に・・・」
「ザーメン出したゴムさえ提出すればバレやしねーよ」
「特別に見るのだけは許してやる」
というわけで特別にオマンコをオカズにしてよいから、さっさとオナニーして射精しろとブタ原に命令する高峰さん。
こうやってズルして実習や実験をさっさと終わらそうとするヤツいましたよねー。
私も学生時代は基本的にズルしてました(笑)
ところがズルしようとしている所を体育教師に見つかってしまいます。
必死に言い分けをする高峰さん。
「何か気分悪いんで保健室とか・・・」
「絶対やんなきゃダメっすかこれ・・・?」
「往生際悪いぞ高峰」
「授業終わんないからとっとと済ませろ」
「実習は初めてじゃないだろ」
観念してチンコを入れようとしますが、、、
「嫌です!無理です!ちょー無理!」
「牟田原くんは気持ち悪いんです」
「だからセックスしたくありません!」
どうしても受け入れられません。
まあ、セックスって考えちゃうと高峰さんは悪くないと思えちゃいますが、例えば学校行事・・・席替えとかで○○くんの隣は気持ち悪いとか騒いでる生徒がいたら、その生徒のほうが悪いでしょう。
「牟田原のどこが気持ち悪いんだ!」
「わかるように言ってみろ!!」
この世界では、相手が気持ち悪いとかで性交実習を拒否するほうが悪いわけで、そこら辺の設定が秀逸ですね。
そして結局体育教師に強制的にブタ原のチンコを挿入させられてしまいます。
しかもコンドームを付けてない、生のチンコを挿入してしまうのです。
高峰さんには強い指導が必要だと判断した体育教師が、二人にコンドーム無しの実習を強制します。
「粘膜と粘膜で触れ合うダイレクトコミュニケーション」
「この温もりを学んでほしいんだ」
「罰にしたって生挿入はおかしいでしょ!!」
「お前は何もわかってないな!!」
「これは罰ではなく一歩進んだ体験学習だ!」
当然この正解でも避妊をした状態でセックスをするというカリキュラムになっているわけですが、熱血教師の行き過ぎた教育理念により、独自ルールの教育が行われてしまうわけです。
現実世界でもこういう現象はあるでしょうね。
「ちょま・・・カウパーに精子混じって・・・」
「あんなのは迷信だ迷信」
「入ってたとしてもほんのちょっとだ」
「そんな事より互いの温もりをだな・・・」
教師の独断がいい方向にある事もあるでしょうけど、間違った方向に行くこともある・・・今回の漫画はまさに間違った方向でしょう。
ブタ原のチンコが挿入されたまま、押し問答をしていた二人ですが、、、
その振動に耐えきれなくなったブタ原が最悪な事にマンコの中で射精してしまいます。
このシチュエーションでの事故のような中出しはかつて見たことがありません。
教師の押しつけがましい教育による、まさに理不尽な中出しです。
この後も高峰さんへの教育的指導は続きます。
ブタ原の精子を汚い汚いと言って膣内から掻きだす高峰さんですが、教師が精子の尊さを教えるために特別授業を行う事になるのです。
おトイレスタイルで教師に抱えられたまま、次々とクラスメイトにチンコを挿入される高峰さん。
結局、クラスメイト全員に中出しされてしまうわけです。
「お前らバカだろ」
「こんな・・・に・・・妊娠・・・赤ちゃん・・・でき・・・」
悔しそうな高峰さんがとてもエロい。
教育というものは常に正しいとは限りません。
今回の高峰さんも、現時点では正しい教育として中出しを強制されてしまったわけですが、それが絶対的に正しいわけではなく、いつかは間違っていると否定されるかもしれない価値観でもあるのです。
これは現実世界にもありますね。
例えばブルマーです。
現在、ブルマーは廃止されてますが、ブルマーが広まった理由は割と大人の都合でして、子供たちはその被害者だったと言われています。
間違った着衣が広まって、長い年月の間、女子生徒たちを性的好奇心の的として晒し者にしてきたわけです。
また、かつて行われていた乾布摩擦ですね。
女子生徒も上半身裸で外で乾布摩擦をさせられていたわけですが、これも今の常識からは信じられない価値観です。
そこら辺も考えさせられる、紙魚丸先生の名作でした。
途中まで立ち読みできるので、ぜひ読んでみてください。
本編に興味がある方も、ぜひ読んでみてもらいたいのです。
ただ、作品集への収録は現状無いようで、単話での配信になってますが、逆に220円と安く購入できます。
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