前々回から引き続き<理不尽に中出しをされる女達シリーズ>でこざいます。
第三弾となる今回は、いとうえい先生の「時間停止の過ごし方」という作品を取り上げてみたいと思います。
タイトル通り時間停止モノです。
エロ漫画において、時間を止めて中出しするというのは星の数ほどある、昔から大量生産されてきたジャンルではありますよね。
そもそも時間の停止自体が理不尽な行為であり、時間停止モノは全部理不尽中出しじゃん、、、と思われるかもしれませんが、あえてこの作品を取り上げたのは理由があります。
それはいとうえい先生のフェチ度を研ぎ澄ました作風により、本作が時間停止というシチュエーションを活かしきった名作だからに他なりません。
確かに時間停止モノは全て理不尽中出しなのかもしれませんが、本作はその中においても、より理不尽さを感じさせてくれる、大好きな作品なのです。
主人公は時間を停止させる装置を持つ男なのですが、面白いのはその犠牲となるのが一人の女性に集中しているという点です。
主人公は自ら時間停止装置を開発して、すでに散々エロい事に使った後、、、でして、最近はもっぱら同じマンションに住む女性で性欲を処理しているという設定です。
多くの時間停止モノは、時間停止能力を手にいれたばかりで、複数の女の子を対象にエロい事をする、、、という流れが多いので、一人の女に集中して能力を使うのは割と珍しいと思います。
この点が非常にエロさを増してまして、、、
時間停止というチート能力を持つ主人公の性欲のはけ口が、一人の女性に集中するというのは、複数の女性に分散するよりも遥かにエロいという事に気づかされました。
で、そのはけ口とされる女性の設定が、また絶妙なのです。
時間停止の犠牲となるのは、主人公と同じマンションに住む恵子さん(三十路、独身)という女性で、主人公とも普段から気さくに挨拶を交わす間柄。
この「三十路」「独身女性」というのがすごく良いんですよね。
仮に30代くらいの女性を登場させるとしても、通常だと<人妻>とかを登場させちゃうと思うんですよね。
人妻でなく、このようなキャラ設定にしたのは「三十路」「独身女性」 = 使われてないオマンコ を連想させたかったからだと考察します。
女として成熟はしているが、パートナーもおらず、恋愛や家庭より仕事にいそしむ、現在は誰にも必要とされていない三十路マンコ。
そのオマンコが本人も知らぬ間に、時間が停止された世界で、隣人の男の射精専用オマンコにされてしまっているというのがたまらなくエロいのです。
恵子さんが20代でも、既婚者でも、この味は出なかったと思います。
※世の30代独身女性を敵にまわすような発言でしたが、あくまでエロいシチュエーションの考察なのでご了承ください(;^_^A
いとうえい先生も、意識してこの設定を採用したというのは、作中の主人公の次のセリフからも見て取れます。
「使ってなかった三十路マンコ・・・」
「今じゃ俺専用のザーメン穴に使われてるよっ」
これは時間停止した状態で恵子とセックスをする主人公が発したセリフなのですが、この「俺専用」という部分がポイントとなってきます。
誰からも必要とされてないけど、時間停止する主人公からはニーズがあるオマンコだから「俺専用」感が強まるわけですが、これは恵子さんがオナホール扱いされているとも言えます。
この細かい設定が女性のマンコのオナホ化を強く連想させてくれるので、この作品がよりエロさが増してくるのです。
というわけで恵子さんは寝起きだろうが、外だろうが、仕事中だろうが、入浴中だろうが、無許可で凌辱されまくります。
凌辱のされ方も無許可中出しだけでなく、作者のフェチ度が詰まった濃い内容となっています。
例えば朝起きたばかりであくびをして開いた口の中に口内射精。
食事中にスプーンの上に射精して、そのまま気付かずに食ザー。
さらには顔面舐めや顔射など、専用のオモチャとして徹底的に汚しまくります。
時間停止中なので当然一切気づかない恵子さんが、主人公には笑顔で接しているのが、ものすごく背徳感があってエロいです。
特に作者のこだわりを感じたのが、恵子さんのパンツのクロッチに射精するシーンです。
パンツのクロッチ・・・つまりオマンコが当たっている股布の部分ですね。
カフェで接客してくれている瞬間に時間停止をし、パンツを半脱ぎにさせた状態でクロッチに射精をします。
マンコではなく、あえてクロッチに射精するという所が良いんですよね。
このクロッチ射精というシチュエーションは、いとうえい先生の得意技の一つでもあり、私も大好きなシチュエーションです。
で、クロッチ部分が精子でベトベトになったパンツですが、そのまま恵子さんに履かせて時間停止を解除しています。
ピクン
「(なにか今ヌルって・・・)」
「どうしました恵子さん?」
「え・・・あっ!な、何でもないっ」
股間に違和感を感じつつも、笑顔で主人公を接客する恵子さんが健気でエロい。
クロッチ射精フェチが理解できないと、なんで中出しじゃなくてパンツに射精してから履かせるんだ?と思ってしまうかもしれませんが、間接的なのが良いんですよね。
当然、中出しのほうが妊娠の危険も高いわけですが、あえて間接的にするほうが、背徳感があって強いエロスを感じるんです。
そんなわけで毎日毎日、主人公によってザーメンまみれにされる恵子さん。
当然、中出しもされ放題です。
そして、最後までその事に気づくことはありません。
女性が中出しによる絶望感を味わったり、屈辱を味わうというシチュエーションも良いですが、この作品のように知らない間に中出しされまくっているというのも、違った良さがあります。
知らないというのは究極の<無防備>だからです。
中出しされた事を認識すると、屈辱感があるかもしれませんが、次はされないようにと抵抗をする事もできます。
しかし、中出しされた事に気づいてもいなければ防御する術はなく、何度でも無許可で中出しされ続けてしまうわけです。
つまり生身の女のオナホール化の完璧な完成というわけです。
さて、この作品のエンディング・・・オチについても言及しておきたいと思います。
普段であれば、漫画のオチは極力書かないようにしているのですが、今回はあえて書かせてください。
本作のオチは、一見すると純愛オチです。
恵子さんの事を散々オナホールとして扱った主人公が、段々と恵子さんの事を愛おしく思うようになり、時間停止のむなしさに気づいて、正々堂々と愛を告白しにいく、、、というラストシーンなのです。
いとうえい先生が何を考えてこのオチにしたのかはわかりません。
単に見たままの純愛オチとして採用したのかもしれません。
ただ、私にはこのオチはサイコパス的な、自分勝手な理不尽なオチに感じたのです。
恵子さんは一切気づいていませんが、無許可、無責任に欲望の赴くまま恵子さんを汚しまくったのはまさに主人公です。
仮に改心したとしても、その事実は消えませんし、恵子さん本人が気づかないのであれば、ずっとアンフェアな関係のままです。
もしかしたらこのラストシーンの告白が成功し、主人公と恵子さんが付き合う → ゆくゆくは結婚して子供が生まれるという未来があったとしたら、これまでの凌辱で無責任に妊娠させていたかもしれないというリスクもうやむやになってしまいます。
つまり、すべてが主人公の有利に働き過ぎていて、あまりにも健気な恵子さんが理不尽な目にあっていると感じてしまったのです。
主人公が恵子さんを犯し続けたとい罪を償う事なく、告白も成功していたとしたら、これほど理不尽な中出しは無いのではないでしょうか?
そしてその理不尽な中出しっぷりに、ものすごいエロさを感じてしまったのです。
さて、いかがでしたでしょうか?
未読の方で、気になった方はぜひ読んでもらいたいなと思っています。
FANZAでは「時間停止の過ごし方」単体での販売もしてまして、そちらで最初のほうが立ち読みできます。
立ち読み部分だけでも結構エロく、オカズになるレベルだと思います。
ただ、せっかくであれば、先生の他の作品も入った作品集のほうがオススメでもあります。
この「時間停止の過ごし方」も収録された「コットン&レース」という作品集があるのですが、他の収録作もかなりエロいです。
時間停止ではありませんが、睡眠中の女の子に中出し・・・睡姦中出しや、泥酔した女に中出しする話なんかがあります。
また、先生お得意のクロッチ射精のシーンもいくつか収録されてます。
「コットン&レース」には全部で9つの作品が収録されているのですが、熟女系が3作品、ロリ系が3作品、オネショタ系が2作品、委員長系が1作品と幅広くバランスよく収録されています。
普通は熟女系かロリ系、どちらかが得意な作家さんが多いとは思いますが、いとうえい先生はどちらもいいですね。
先生の作品はフェチ度の高いシーンを主軸としており、一本芯が通っているので熟女・ロリ・オネショタどのジャンルでも、しっかりとエロいシーンを描けている印象です。
また、ちょっとしたオマケではあるのですが、作品集のほうですと巻末おまけ漫画が読めます。
ちょうどタイムリーに先生自身の時間停止モノへの拘りを語ってくれている内容だったのですが、エロ漫画への強い想いを感じました。
この記事でも、先ほどその巻末から先生の言葉を拝借させていただいたのですが、、、
無許可&無責任に欲望のまま汚されるのがまさに時間停止モノの神髄です。
突き詰めると女性をモノ扱いするという部分に背徳感を感じるのですよね。
ちなみにこの<モノ扱い>というのものは、女性をモノ扱いするサディスティックな方向と、自分自身(男性)がモノ扱いされるマゾヒズムな方向、両方ともエロいと思っています。
その話はいずれまた。
さて、今回の記事は以上となります。
もう一度おさらいすると、単話のほう(下記最初のリンク)では「時間停止の過ごし方」の立ち読みができます。
もしも気になって購入を検討する場合は作品集「コットン&レース」(下記2番目のリンク)のほうが断然オススメです。
そして<理不尽に中出しをされる女達シリーズ>ですが、第四弾も準備中です。
次回は別の記事になる予定ですが、また記事のアップを気長にお待ちいただけましたら幸いです。
★FANZA(旧DMM)で立ち読み ↓↓↓
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こちらの作品集にも今回の記事の作品が収録されてます。
購入するならこちらがオススメです。
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PASS: 7c3d596ed03ab9116c547b0eb678b247
モウソウさん、時間停止系を取り上げて頂き嬉しい限りです!!
AVの時間停止シリーズとかめちゃめちゃ好きなんですよ!
モウソウさんは停止解除後に快感が一気に押し寄せてイキまくるのはお好きですか?
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>ヨッシー
私もAVの時間停止系は好きなんですよ!
ただ、女優と監督によっては駄作になってしまう作品も多いのですごく難しいジャンルだと思います。
> モウソウさんは停止解除後に快感が一気に押し寄せてイキまくるのはお好きですか?
その設定は良い時と悪い時があるかなぁっていうのが正直な所ですね。
初めてその設定を見た時は、こんな設定があったのか!とオカズにしまくりましたが、あまりに設定が優秀だった為、後々真似する人が増えてきて、劣化版な表現も増えてしまったのが残念です。
時間解除後、一気に押し寄せるのも良いですが、一切気づかないのも好きです。
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モウソウさん
初コメントさせていただきます。
この記事を読んで、この作品を読みました。実用的かつ面白かったです。
作品の魅力は記事で余すところなく書かれていたので触れませんが、この良作を紹介しているセンスと的確な感想は素晴らしいですね。
今作でいとうえい先生を知ったので他の作品も読んでおかずにさせていただきました。
今後も良いおかずをたくさん紹介してくださいね!
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>尋ね人
初コメントありがとうございます!
作品レビューをお褒めいただいて恐縮です<(_ _)>
いとうえい先生との出会いのきっかけになれたのはすごく嬉しいですね。
今後も琴線に触れるようなエロ作家さんとの出会いが作れるように頑張ってまいります。